長崎の円き港の青き水 ナポリを見たる眼にも美し
天気が良かったので、ちょっと五足の靴碑に行ってきました。
というより以前から気になっていた石碑をマジマジと見たというのが、
正確なのですが。。。
場所は長崎市の中心部にある樺島町に、植樹に埋もれるようにひっそりと建っています。
なんだろうと、調べてみると1907年に与謝野寛(鉄幹)、北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野万里の5人の詩人・歌人が、1カ月ほどかけて九州を漫遊したそうで、長崎にも立ち寄りました。石碑はこれを記念して設置したものだとか。この時に5人が交代で「五足の靴」というタイトルで紀行文を寄せました。
案内板には与謝野寛の
「長崎の円き港の青き水 ナポリを見たる眼にも美し」
と詠んだ歌が紹介されています。
ただ、長崎には1泊2日の滞在だったようで、五足の足には、長崎の事はあまり書かれてないとか。。。宿泊したのは、この石碑の近くにある上野屋旅館(現長崎家庭裁判所)だったそうです。
それでも、長崎を新しい文学で中央に紹介したのは、この紀行文らしいので、早速、ネットで注文しました。届くのが楽しみです。